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■瞬時に封印されるショックがトラウマをつくる

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今回の水害では宮城県、栃木県、茨城県などで今なお孤立されている方、避難生活を余儀なくされている方が多数いらっしゃいます。

ご家族が行方不明の方もさぞご心配のことと思います。



◆強いショックが封印されるしくみ


いつも見ていた平和な風景が突如牙を向いて襲ってくる・・・・


地震や土砂崩れ、水害などで身の危険を感じるような事態に直面したとき、私たちはパニック状態になるようになっています。

・・・

その瞬間私たちの心は


”!!!どうしよう!!!!???”


と叫んで、大きな緊張状態を引き起こし、血流などの循環が停滞します。

頭が真っ白になる状態です。


それを回避するため、私たちの脳はその”!どうしよう!!!!???”を

心の奥の奥のポケットに一時的にしまい込みます。

その後、脳が冷静に動くことができるのはそのためです。



◆一度生まれたショックはしまわれたままになっている



一時的にしまわれたショックの感情は、なくなったように思われますがそうではありません。

その大きなショックはいつまでも心の奥にしまわれたまま存在し、これが緊張状態の元となります。


いろいろなことに不安を抱きやすくなります。

夜眠れなくなります。

怖い思いがいつまでも続くようになります。

これがトラウマというものです


この封印された恐怖の感情の存在を知っているだけで大きく違います。

そしてこれは簡単に取り出すことができます。



◆トラウマは言葉に変えていくことで心から放たれる



今回の水害に限らず天災というものはたいへん大きな恐怖を感じさせるもの。

地震、竜巻、津波、土砂災害・・・

その時の恐怖をもう一度思い出してみてください。


そしてその恐怖を言葉に置き換えます。


「怖かった、怖かった、恐怖だった、パニックだった・・・」


恐怖の気持ちを言葉に置き換えることで恐怖が浄化されます。

これだけでトラウマがなくなっていきます。


怖さがなくなり、きもちが楽になってきます。

緊張状態が減少し、夜も眠れるようになってきます。



◆浄化の作業だと意識すると効果的


ただ「怖かった怖かった・・」と恐怖を思い出すだけでなく、”思い出すことでなくなっている!”ということを喜んで意識することが効果的です。

実際に被害に遭っていなくても、ニュース映像などでショックを受けた場合も同様です。

その時のショックを受けた自分を思い出して「怖かった~」と感じてあげましょう。


災害だけでなくパワハラやストーカー、事件事故の恐怖を抱えている場合も同じです。

心の奥にどんな恐怖がはいったままになっているのか、思い出してみましょう。

それだけでショックや恐怖から解放され、劇的に楽になってきます。


*******


被害に遭われたみなさんの生活が一日も早く元の平和な生活に戻りますよう

心よりお祈り申し上げます。




◇日下由紀恵ホームページ
http://www.kusaka-yukie.com/ 








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