わたしたちは「自分」という車を運転できる唯一の運転手です。
ところが自分のことを嫌いになってしまうと運転を放棄し始めます。
そして運転手不在の車が一人で暴走を始めるようになります。
この空車を乗っ取って運転するのが邪気です。
幼いころに大事にされない経験が続くと、自分の価値を認められず、自分を大事にできなくなります。
自分を痛めつけようとするようになります。
自分が一番困ることを、そして自分をそんな目に合わせた親が一番困ることをしたくなってきます。
その気持ちが邪気に乗っ取られて、悲惨な事件に発展し、犠牲となる人が出てしまいます。
殺傷事件まで行かなくとも、うそをついたり、人を強く非難したり、とんでもない発言をしてしまったり、
結果的に自分が一番困るようなことをしてしまうようになります。
自分という車をだれにも乗っ取られないようにしましょう。
そのために普段からルールを守ることはとても効果的です。
全てきちんと守れなくても、ルールを守ろうと意識する人に邪気は決して近づいてこれないのです。