3回に渡り印鑑パワーについてお話しております。今日は、高額な印鑑を買わされてしまった女性のお話です。ーーーーーー地方都市に在住のA子さんは、私の友人のいとこ。都内の私立大学に進学した息子がいました。息子と離れて暮らすことに、深い寂しさを感じていたA子さん、ある日若い男性セールスマンが訪ねてきました。「開運印鑑」を売りに来たその男性に、どこか息子さんが重なり印鑑には興味のなかったA子さん、つい家へあげて話を聞くことに。家にはあげても断れば大丈夫だろうと軽く考えていましたが、セールスマンはここぞとばかりいろいろなパンフレットを出してきて見ると印鑑はセット売りで最低でも25万円から。A子さんは今更ながら家にあげたことを悔やみました。しかしすでに相手のペース。“このままでいいんですか？”“お母さんの開運は息子さんの開運です！！”“当社のローンでお支払いいただけますので安心です。”と、強く押してきます。しまいには“私は少し霊感がありまして…息子さんのあと事故に遭う可能性が…”と、意味ありげに脅してきたそう。これは犯罪ですね息子の無事を願う気持ちから、A子さんはとうとう「開運印鑑」を36回ローンで購入してしまいました。A子さんはそのことを誰にも話せず、その印鑑をしまいっぱなしにしていましが、印鑑のおかげか、息子さんは12年たっても事故には遭わずに元気だったそう。ただA子さんの心には、断れなかった恐怖や、不必要なものに高額な支払いをしてしまった罪悪感が、今でもしみとなって残っていました。A子さんのように、不安や寂しさ、焦りを感じている時というのは、むやみに何かを購入したくなる心理が働きます。それがいくら高額であっても、不要なものであっても不安が勝って冷静な判断をさせなくなります。私はA子さんの買ったという印鑑を見せてもらいました。続きをみる
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