A男さんは工場のラインの仕事をはじめて10年、管理職的なまとめ役や、発注作業、新人の世話まで様々なことを任され、しかも賃金は入社時と同じまま。本人曰く雑用係。 昼休み返上、1人だけ残業、休日出勤は当たり前、たまの休みの日は１日中寝床から出られないほどクタクタ。少しでも何かを断ろうものなら「クビ」をちらつかされ、どうにもできず事実上工場に軟禁状態でした。 新しい仕事も見つからず途方に暮れていたA男さん。 そんなA男さん、なぜここをやめることができないかというと彼とブラック工場をつなぎとめていたものがあったのです。一体なんでしょう。 それはA男さんの工場に対する憎しみや恐怖などの負の感情です。 あーまた今日もまたつまらない、帰れない、恐ろしい１日が始まる・・ A男さんの職場にはA男さんの負の感情がいたるところに焼き付いていました。そのエネルギーと、ブラック工場の負のエネルギーが絡み合っていて、しっかり手をつないでしまっている状態。だから辞めたくてもやめられない、というジレンマな状態が起こっていました。 またさらに「辞めたい、辞めたい」という強い思いは負のエネルギーなので、焦ってしまうと逆に出られなくなってしまいます。 ではどうしたらいいのでしょう。 仕事で辛かったこと、他の社員や社長への憎しみ、恨み、様々な怒り 次から次へ続きをみる
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