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Channel: 日下由紀恵オフィシャルブログ Powered by Ameba
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天国と地獄・解説編

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地獄の次元を見せてもらったことがあります。そこは天も地も壁も、どす黒い真っ赤で塗り染められた世界で、真ん中に25メートルのプールがあります。プールは糞尿の沼、そこにはもうこれ以上入りきれないほどの、ゾンビのような聖別不明の人間たちがひしめきあっていました。そこへ、次から次へと、同じ様な人間が入り込んできます。もうこれ以上1人として入る隙間のない場所に無理やりねじ込む様に入ってくるため、元いた人たちは、汚泥の悪臭や気持ちの悪い感触だけでなく、肉体を引き裂かれるほどの辛さにも苦しんでいました。見ていると、ある殺人を犯してしまった男性が新しくこの部屋に入って来ました。自ら汚泥プールに足を差し込みます。きつい、きつい!もう誰も入ってくるな〜と元の人間たちは叫んで、その男性を押し戻そうとしています。けれど男性は無理やり入り込んできます。そしてまた、誰1人としてそこから出ようとはしません。そこから逃げないように誰かが槍を持って見張っているというわけでもないのです。誰もが自ら汚泥プールに身を投じていました。・・・と、ハッピー・ラッキーとは無縁な、どす黒いビジュアルからお話ししてしまいましたが、この地獄のビジョンが、昨日のクイズの答えととても関係があったので書かせていただきました。さて、きのうのクイズ「天国」と「地獄」の「ごく」の違いとは?「国」というのが、人が人として生活できる、何らかの権利を行使できる世界とすると「獄」は、「囚人を収容しておくところ。罪人を閉じ込めておくところ。(デジタル大辞泉より)」となっています。読みはどちらも同じ「ごく」なのに、その世界の中身はまるっきり反対です。ここに、神様からの、生き方のヒントが隠されています。「獄」という字を見てみましょう。「けものへん・言う・犬」からできています。ケモノというのは毛もの、被毛を持った生き物などを指します。犬というのもそのひとつです。特に「犬」という漢字は、人間の無邪気さを表す漢字です。動物というのはとても純粋で、本能のまま、感情をコントロールする、ということをしません。怖いと思えば噛みつくし、相手の状況を容赦しません。この「獄」という字は、動物のように、純粋に生き、心のまま、感情のまま、何かを言ってしまったり行ってしまったりした人が、自分を責めてしまうことによってさまよいこむ、罪悪感の牢屋という意味にもなります。はじめにお話した地獄絵図誰も出ようとしない、次から次へと入ってる、これは私たちが自分のしたことを責めてしまう終わりのない心の世界を表しています。誰も強制して入れられているわけではない、みずからを罰するためにさまよいこむ世界です。みな続きをみる

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