今日は認知症にならない・させない・回復させる!のお話をします。アルツハイマー、認知症などの症状はシニア層だけでなく、30代、40代からの発症も少なくありません。・親が認知症で、自分が介護をしている・親が認知症の診断を受けた・将来自分やパートナーがなったらどうしよう・自分の子どもたちは大丈夫だろうかなど、心配な方も多いかもしれません。認知症のひとつの症状は、記憶の機能が低下してくることです。私たちの記憶を司っている総元締めは「海馬」です。海馬はとても柔らかいものです。固まる前の紙粘土のような。そして、ブルーレイディスクのようなものです。海馬が柔らかいと、知識や情報を書き込んだり、それらを取り出したりという作業がいたってスムーズ。ところがアルツハイマー、認知症、など記憶にトラブルを感じている方の海馬というのは、たいへん硬くなっています。そうなるとビデオを再生しようとしても動かない。この、硬くなった海馬を柔らかくしてあげることが記憶障害を起こしにくくするポイントです。ではなぜ海馬は硬くなるのでしょう。海馬が硬くなる原因のひとつは、長く続く「緊張」です。戦争などで恐怖を感じた経験、親が支配的だった、虐待を受けた、人生でショッキングなことがあった、お金や病気で心配事が絶えなかった、などなど、毎日が緊張で綱渡りのような日々が長く続くことで、私たちの脳はネガディブな記憶をしまい込もうと働き始めます。それが海馬が硬くなる原因のひとつです。ではどうしたら海馬は柔らかくなるのでしょうか。キーワードは「安心」です。例えば打ち合わせの日にちを間違えていた、という時はたちの頃なら「おまえ、バッカだなぁ〜」ですんだのが、50歳超えてくると「まさか、認知症??」と徘徊する自分や家族がイメージに現れ、大きな不安に襲われます。その不安が海馬をさらに硬くしてしまうもの。でもちょっと待って!物忘れは誰にでもよくあること、ちょっとした物忘れなんて気にしない!次に忘れないように、大事なことはメモる習慣をつければいいのです。忘れたことを咎められると、脳も緊張でも安心していると脳も安心、脳も次はガンバロウ!って名誉挽回しようと動きます。ご家族が認知症診断された場合も同様、まわりがカリカリ・イライラ神経質になって何回も質問したり、ちょっとしたことで注意したりしなくて大丈夫。なんくるないさ〜〜でいいのです。そんなわけで、認知症知らずで元気に過ごすための大事なポイントは◆今日寝る時に、今日の良かったところを3つ探して1日を終える。◆家族のいいところを1日ひとつ続きをみる
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